2015/05/23

ぜんぜん余裕

人もシステムも信頼性が大事
DFSギャラリアにあるオフィスで、ネットワーク・ケーブルをインストールをした。天井のパイプにケーブルを通したり、机の下にもぐって各端末をLANに接続した。

メイン・オフィスに戻り、メールを読み、さて帰ろうとした直後にグアム支店から電話が入った。

グアムの基幹システムに障害が発生したのである。東京にも連絡を取り、グアムのスタッフと協力して障害対応に取り組んだ。結局、すべての処理が完了したときには時計は深夜零時をまわっていた。

「そっち、遅い時間ですよね」とグアムのスタッフがすまなさそうに聞いてきた。日中の肉体労働に続いて、脳のフル回転が4時間。かなり疲れていたが「ぜんぜん余裕ですよ」と返し、何かあったら、いつでも私の携帯に連絡するように付け加えて受話器を置いた。

システム障害を復旧させた後は、仕上げとして、周囲の人々の沈んだ気持ちも復旧させる。どんなに疲れていても、それぐらいのキャパシティがなくては腹の据わった強いエンジニアはつとまらない。

家々が寝静まった帰り道は、少し肌寒い風が心地よかった。
(以前のブログから転載)

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